インターネットでの販売実験

H20年ごろ、パソコンの修理はインタネットでの注文があるか?
実験をおこないました。

「ハードディスク交換します」をうたい文句として
ヤフーオークションで出品しました。

最初はほとんど注文はありませんでしたが、
この機種をやってみてくれないかと依頼されたものが、当時結構面倒だったのですが、
CF-W2というパナソニックのノートパソコンでした。

特殊なハードディスクが必要だったので、加工したりする必要がありました。
依頼者にリスクを背負っていただき、無事成功する事ができました。

その後は「CF-W2のハードディスクを交換します」だけをうたい文句にしました。
すると、どうでしょう、以来のない週はないほど、反響がありました。

機種がCF-W2のみなので、交換作業の方法はいつも同じ。そして材料も同じ。
手馴れて交換作業も考えられないほど早くなりました。
私の身近にはCF-W2を持っている人は誰一人いませんでしたが、
全国にはCF-W2を持っていて、修理をしたいと考えている方は、結構な人数がいるのです。
ひとつの県に一人しかいなくても47人はいるのです。
実際北は北海道、南は沖縄まで依頼がありました。

これが「インターネットの世界の商売か」と実感したものです。
何の苦労もなく「あっ。また依頼が来ている」
こんな感じです。

しかし約1年後この作業は終末を迎えました。
ライバル店が出てくるのです。
価格競争も出てきます。
やがて、私はやめました。

インターネットはスピードの世界です。必ずまねをする人が出ます。
そして、そのまねしたものは自分のやっていることにさらにプラスされたことが多いのです。
後発はそのようなものです。

インターネットで商売をする場合は売れ筋の商品を常に入れ続けることが必要です。
第二段を探せなかった私は断念することになったのです。

日本中を相手にする場合はちょっとしたものでもアイデアでニーズをつかめば売れるものですが、
寿命は身近いということはしっておきましょう。

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